恥ずかしながら

わたし、音楽学校入るまで、ト音記号、ヘ音記号の書き方(というか意味)知りませんでした。ハニホヘトイロハがドレミファソラシドだということは知っていましたが、ト音記号、ヘ音記号がなぜあの位置にあるのか、恥ずかしながらしりませんでした。だって小中高と音楽の授業で習わなかったですもん。トの音が五線譜のここに当たるからそこを中心にぐるっと描く、への音がここに当たるから点々で線を挟む、いや、こんな当たり前のこと知らずによく音楽やれてたなと。ついでにハ音記号というものがあることも知りました。音楽の授業については文科省に文句言いたいことは山ほどあるんですが、まずこんな日本語でいうところの「ひらがな」程度の基本教えろと。なんなら小学生1年生の初めての授業で教えろと。そしてPOPSやROCKが好きなお年頃になった少年少女たちにひたすら1時間クラシックレコードを聴かせるという拷問。いや、たしかにクラシック音楽ってすごいですよ。クラシック音楽の凄さ、理論の重要さを思い知ったのは私が作曲家になってからですよ。今でもストリングスアレンジなんて超難問ですよ。これ、九九の算数をやっている生徒に高3の微分積分教えてるのと同様で、まず小学生にクラシック音楽の凄さなんて分かるはずないんですよ。さらに言えば、千円で買えるリコーダーの音、あれ私にとっては地獄でした。誰が吹いても安っぽいプラスチックの音がピーピーバカでも鳴らせる、それがベートーベンやモーツァルトといった大御所聴いた後にあの音がクラス中に響くんですよ。もうね、せっかく感性を磨くためにクラシックの大物聴かせておいてこれですもん。何考えてるか全く理解不能ですよ。

そして中学の時、うちの学校はやたら合唱やらせる学校で、わたし結構早めに変声期きたんですよ。で、当然パート譜配られると、出ない高音のオンパレードです。しょうがないから出ない高音口パクしてたら教師にバレて、歌え、声出ねぇの応酬で結局通知表5段階評価中ずっと2でした(流石に1は学校にも来ない生徒用なので、実質最低評価ってとこです)

変声期の普通に声を出すのも辛い時期に、生徒の声潰す気ですか?全く理解不能です。これ文科省の指導要綱にあるんですか?

そんなこんなで、小中と家でギター弾くのは好きだったのですが、学校の音楽の授業は私にとって拷問以外のなにものでもありませんでした。

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平林征児's DTM

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