運指について

先程ほんとどうでもいい猫の話したんですが、あまりにどうでもいいネタだったので違うネタ書きます。

ギター弾く時の運指ですが、大体ドレミファソラシドレミファソラシド~と弾いてもらうとあぁ、この人独学だな、この人レッスン受けたことある人だなとわかります。主に、左手小指の運指ですぐ分かるのですが、私も専門学校というか私塾でこの運指徹底的に矯正されました。今でもドレミファソラシドレミファソラシドシラソファミレド~とフレットと弦変えながらアップダウンする運指の練習たまにします。

おかげで、高校生のころ弾けてた(つもり?)のLOUDNESSの曲とか全く弾けなくなりました(笑

その代わりといってはなんですが、基本フォームは綺麗に弾けるようになったと思います。

ここでまたクロマニヨンズの話になるのですが、クロマニヨンズのマーシー、曲の難易度のバランスが絶妙なのです。完全にコピーするには小指をちゃんと基本フォームで弾けないと単音の箇所で躓きます。でもコード掻き鳴らす部分では定番のストロークが多く、ちょっと自己流で練習すれば弾けます。だから、中高の文化祭程度で演奏するには自己流でもできますが、ちゃんと完コピしたいのであれば運指の基礎練習しないと無理です。

これ、高校生のころカシオペアのコピーバンドやってたことがあるのですが、カシオペアもまた難易度が絶妙なバランスなのです。練習しないと弾けない、でも練習ちゃんとすればそれなりに演奏できる、そのバランスがうまいんです。まぁコード進行やメロディについてはカシオペアみたいな曲作るには理論知ってないと無理なんですが、市販のバンドスコア譜があればそのとおりに弾くだけでそれっぽくなるんです。ドミノラインの桜井さんのベースソロ、当時インストバンドやってるベーシストはこぞってコピーしまくってました。あれもかなりがんばれば素人でも弾けるという絶妙なソロです。そんなこんなで独学でやっていた私がこれはコピーできないと思ったのが渡辺香津美さんの演奏です。初めて聴いたのが「桜花爛漫」というアルバムだったんですが(YMOの時も知ってはいましたがそこまで聴き込んでいませんでした)、今までコピーしていた曲とはまるで別世界の衝撃を受けたものです。それで渡辺香津美さんのようなインプロビゼーション弾けるようになりたいと思い、香津美さんの師匠にあたる方からレッスン受けたんですが、才能の違いを見せつけられただけでした。「香津美ちゃんはねぇ、最初から別物だったからねぇ」と師匠は仰っておりました。

また私塾に通うようになって、チック・コリア・エレクトリック・バンドやJOE PASSやらパット・メセニーやら世界には怪物がこんなにたくさんいるんだと、いかに自分が井の中の蛙だったのかを思い知らされた次第であります。

EDMが売れるからすごいんだとか、なんとか坂が売れてるからすごいんだ、とか言うつもりはありませんが、より多くの人々に世界の怪物の音楽聴いてもらいたいです。

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