星野源とキース・ジャレット

なんとなくTVつけたら星野源がキース・ジャレットに影響を受けたという話題をやっておりました。キース・ジャレット、私も大好きなミュージシャンの一人です。もちろん私もともとギターリストですから、ジョー・パスやパットメセニーやジム・ホールなどジャズギターリストも聴いていたのですが、意外とギターリストよりピアニストやサックス・トランペット奏者のプレイを聴いていた時間のほうが気づけば長いです。キース・ジャレットを聴き始めたきっかけは私の師匠がキース・ジャレット好きでその影響から聴き始めたのですが、その頃のキース・ジャレットはスタンダード・ナンバーを中心にトリオで演奏しておりまして、シンプルだけど美しい、ピアノ以外にボイスのうねり声収録するマイクを立てたりと非常に面白いプレイスタイルでした。軟派なキャッチーPOPだけしか作らないというイメージのあった星野源ですが、あぁ、やっぱJAZZ通ってるんだなぁと共感した次第です。藤井風もそうですが、JAZZって基礎なんですよね。ミュージシャンが理論で究極に行き着いた先がJAZZです。まぁ私もJAZZ講習受けてたのって2年そこそこなので全然究極には程遠いのですが、その2年間毎日何時間もJAZZばっかり聴いていた影響は少なからず今もあると思います。転調を感じさせない美しいメロディの動きとかコード進行、JAZZのスタンダードの曲ってそれだけで完成されているんですよ。さらにそれを超えるインプロビゼーションが繰り出されるわけで、JAZZミュージシャン、まじすごいです。残念ながら今の音楽市場JAZZだけで食える世界じゃないので、一流のJAZZミュージシャンってほんとにほんとの一握りしかいませんけど、JAZZを通らなかったPOPSミュージシャンって限りなく少ないんじゃないでしょうか。

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平林征児's DTM

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